C.H.I.P. ($9 computer)
C.H.I.P.とは?
クラウドファウンディングのKickStarterで出資者を集め、リリースされた$9 Computerです。$9とは言えARM-SoCに加え、Wifi, Bluetoothも搭載しLinuxが動作します。UIとして必要なディスプレイ部分はHDMIとVGAの別の基板が用意されています。つまり組込み用途に関しては必要充分な機能が実装されていると言えます。C.H.I.P本体はコアモジュールとして使えるわけです。
この C.H.I.P. にも irMagicianは接続可能です。CDC-ACMのドライバは標準で実装されているので、技適の問題等はありますが、標準でWifi, Bluetooth, USB-Hostのコネクタを備えているので、ほぼ「ポン付け」でWifi対応のリモコンが構築可能です。
C.H.I.P. は以下の4形態で利用が可能です。
- C.H.I.P本体
コアになります。$9ですが上記に述べた通り、本格的なコンピュータです。内蔵のWifiを利用する事により、リモートログインが可能です。組込みのみで利用する場合は最適のソリューションと言えます。 - HDMIモジュール
HDMIディスプレイに接続する時に利用します。通常のPCの様にキーボード、マウスと共に利用します。 - VGA
VGAディスプレイの接続アダプタになります。 - Pocket C.H.I.P.
コアモジュールの真骨頂とも言えるのがこのPocket C.H.I.P. です。今回はこれにirMagicianを接続して利用します。利用方法はscreenコマンドを使います。
- apt-getのupdate
インストールされている apt-get をアップデートします。
1sudo apt-get update - screenのインストール
1sudo apt-get install screen
- apt-getのupdate
まだ発売されたばかりで粗削りですが、RasPiZeroに比べると一通りのインターフェイスが揃っている印象です。技適などの問題をクリアした上で国内でも広まれば色々と面白い事が出来そうです。